Date - 2020.05.17
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【Nuraphone レビュー】1年使ってみて感じたメリットとデメリット
2018年の11月に買ってから1年以上使って感じたNuraphoneのメリットとデメリットについてまとめてみた。
そもそもNuraphoneって何?という方は、
こちら↓の記事を読んでね。
Nuraphoneは、一言でいうと、ヘッドホンだが、他のヘッドホンとは大きく違うところがある。
Contents
それは、使用者の聴覚を計測して個々の耳に合った音を流してくれるところ。
人はそれぞれ、聞きやすい音域の音と聞きにくい音域の音があるのだが、
Nuraphoneは、それを計測して、個々の聴力にあった音を流してくれる。
一度使うとわかるのだけど、
これ、結構すごい。
革新的と言っても良い。
本当に音が違う。
聴き比べるとそれが良くわかる。
特にクラシックの曲やアーティストのシングルで発表した曲じゃなくて、
アルバムで発表したものを聞いてみるとその凄さに驚くと思う。
アルバムの曲って、演奏に拘っているものが、意外と多く、
Nuraphoneで聴くと、今まで他のヘッドホンやスピーカーでは聴き取れなかった音が聞こえる。
ちなみに僕が軽く衝撃を受けたアルバムは、こちら↓
大塚愛
Single Collection:LOVE IS BORN ~15th Anniversary 2018~
宇多田ヒカル
Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.2
Claris
ずっと、聴いていた曲なのに新たな発見があって、
未だに新鮮味を感じながら曲を聴けている。
そんなNuraphone、個人的には今もイチ押し。
ただ、どんなものにも欠点や改善点はあるもので、
1年以上使ってみて感じたNuraphoneのメリットとデメリットをご紹介出来ればと。
Nuraphoneのメリット
Nuraphoneの良さは何と言っても個々の聴覚に合わせた音を流してくれるというところ。
同じ曲を別のヘッドホンで聴き比べてもらうとその違いが良くわかるんだけど、
音が本当に違う。
あと、音に囲まれているような臨場感がある。
言ってみれば、オーケストラの中でオーケストラの演奏を聞いているような感じ。
これは他のヘッドホンにはなかなか無い。
もちろん、十数万円するようなヘッドホンであれば、同じかそれ以上の音の良さを備えているけど、この値段のこのクオリティなら十分ではないかと。
個人的に良いなと思っているのは、
ソーシャルモード。
Nuraphoneにはソーシャルモードというものがあって、
ヘッドホンをつけながら周りの音が拾えるようになっている。
このソーシャルモード(Social mode)はON/OFF切り替えることができるので、
ヘッドホンをつけながら、周りと会話をしたり、ヘッドホンをしながら周りの音を聞いたり出来るので、ヘッドホンをいちいち取らなくて良いというメリットがある。
これが地味に使える。
もう一つ、他のヘッドホンになく、このNuraphoneにある機能が、
イマーションモード(Immersion mode)
このモードは、簡単に言うと、
bass(低い音)を強調してくれるモード。
BOSEやBeatsと比べると、このNuraphoneは、重低音があまり響かないので、
それを補うのにこのイマーションモードがあると思ってもらうと良いかと。
このイマーションモードは、専用のアプリで調整出来るので、
重低音の響きが必要ない曲はなしに出来るし、響かせたい曲はある程度響かせることが出来る。
このイマーションモードでは、ヘッドホン自体も振動するので、
聴覚と触覚で音を感じれるというところも他のヘッドホンとの違いのひとつ。
(個人的にはあまり使ってませんが…)
Nuraphoneの1番の良さはその音の良さ。
これは、演奏の良い曲を聴けば聴くほどその良さが分かる。
逆に、演奏がショボい曲は残酷なまでにショボさが目立ってしまう。
良くも悪くも歌手や演奏者の実力がわかってしまうヘッドホンと言える。
Nuraphoneのデメリット
個人的に残念だったのは、イヤーパッドの高さの調整。
しっかりと固定ができないので、長い時間使っているとだんだん下がって来てしまい、
ポジションが悪くなる。
また、Nuraphone自体が少し重いので、歩きながら付けているとイヤーパッドがすぐに落ちて来てしまう点もマイナスかなと。
イヤーパッド自体はシリコン製で汚れは取れやすいだけど、
夏場や外で使っていると熱がこもって汗をかきやすい。
気温が高い時や太陽の下で長時間つかうのには向かないかなと。
充電ケーブルのタイプが他のケーブルとの互換性がない為、
いちいちNuraphoneのサイトから買わないと行けないのもデメリット。
タイプCとかで統一すれば、顧客にとってはメリットなのだけど、
商売的には独自タイプにするのが良いんでしょうけど。
Nuraphoneはオーストラリアのメーカーで、
海外でNuraphoneを買うと399USDで買えて、
セールの時に買ったり、すでにNuraphoneを買った人から紹介コードを教えてもらえば、
20% offで買えるので、319.20USDで買えるのだが、
日本で買う場合は、Delfin Japanという会社が正規品の独占販売をしている為か、
5万5000円となっている。
アメリカやオーストラリアで買えば、4万円台、セールや紹介で買えば3万円台で買えることを考えると日本で買うのはそれ自体がひとつのデメリットかなと。
残念ながら、Nuraphoneの本社のウェブサイトに行ったとしても購入ボタンを押すとAmazonのサイトに飛ばされてしまい、海外から直輸入をすることは出来ない。
5万5000円の価値はあると思うけど、
3万5000円で買おうと思えば買えるものにプラス2万円払わないといけないのは、
デメリットと感じるかなと。
今は、海外から送料無料でいろいろな商品が買える時代、
海外と同じ値段で買えないのはマイナスだよね。
もし、Nuraphoneを最安値で買いたいのなら、海外の友達に買ってもらって送ってもらうか、すでにNuraphoneを持っている人に割引コードを教えてもらって購入する手があるかと。
機能的なデメリットというか、
注意点のひとつは、ノイズキャンセラー機能は、BoseやAirPod proなどのヘッドホンほど良くはないこと。
ある程度の音は軽減できるけど、音量を上げないと周りの音はある程度聞こえてしまうので、遮音性の高いノイズキャンセラーを求めている人には向かないかなと。
個人的な1番のデメリットは、耳の穴に入るヘッドホンの先の部分が大きくて耳の穴にしっかりとフィットせず、2−3時間使っていると耳が痛くなってしまうこと。
外国人の耳の大きさで作られたヘッドホンだと思うので、日本人の耳には合わないかも。
特に耳の穴が小さい人はすぐに耳が痛くなってしまうかも。
この辺りが、使っていて残念に思ったところ。
上記を改善してくれたら文句なしだったかなと。
Nuraphoneは買い?なし?
結論として、Nuraphoneはやっぱり買いだと思う。
自分仕様に音をカスタマイズできるnuraphone ワイヤレス BluetoothノイズキャンセリングヘッドホンaptX-HD対応 (20時間再生)’
特に良い音を聞きたい人にとっては最適なヘッドホンだと思う。
デメリットはあるし、安い買い物じゃないので、
良い音で音楽を聴きたいという人でなければNuraphoneを買う必要はないかなと。
ノイズキャンセラー機能を求めるなら、Boseとかのヘッドホンで同じくらいの値段のものを買う方が良いし、iPhoneを使う上でヘッドホンが欲しいのなら、AirPods proを買う方が良いと個人的には思う。
Nuraphoneがイチ押しのヘッドホンであることには変わりないけど、
だからと言って手放しで褒めて勧めるほどではないかなと。
客観的に考えて、自分がヘッドホンに求める機能が音質であれば買い、それ以外にあるなら別のものを買う方が良いと思っておらえるば良いかと。
Nuraへ対する今後への期待
Nuraphoneを開発販売している会社、Nura
このNuraphoneに続くデバイスで、NuraLoopというものが発売されており、
新型コロナウイルスの影響で予約販売分の発送がまだ完了していない為、
一般販売となるのはまだまだ先になりそうだが、
Nuraphoneと同じように個々の聴覚に合わせた音を出すデバイスで、
Nuraphoneより安い199USDで販売予定となっている。
こちらは、ヘッドホンタイプより小さいイヤホンタイプなので、
外で使うのに重宝するのではないかと予想している。
NuraLoopは防汗設計ということで、ランニングやワークアウトなどにも使えるようなので、運動時の着用には向かないNuraphoneとの使い分けが出来そう。
イマーションモードは付いていないようなので、Nuraphoneより機能面では劣るかもしれないが、Nuraphone同様に他のイヤホンには無い機能が備わる為、
オンリーワンのデバイスになるのではないかと思われる。
近々、予約したNuraLoopが手元に届くようなので、
また届き次第最速レビューをしようと思うので、
そちらも楽しみにしてもらえたらと。
今後もきっとNuraからNuraphoneの改良版やNuraLoopのような製品が出てくるのではないかととても期待している。
個人的には、スピーカーをNuraから出して頂き、Nuraphone用のアプリとリンクさせることで、自分の耳にあった音をスピーカーから大音量で聴けるようにしてもらえたらと。
そうすると映画鑑賞やコンサート映像を観るのがより良い音でより楽しくなるのではないかと思う。
今後に期待だね。
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