Date - 2019.09.12
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若いうちの苦労は買ってでもしろ。の真意
これは単なる僕個人の意見であって、僕の経験から思うことであり、すべての人に当てはまるものではないという前置きを念頭において読んでもらえると幸いです。
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“若いうちの苦労は買ってでもしろ”
この言葉を皆さん一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
僕も似たような言葉を専門学校の時に60歳くらいの先生から言われたことがあります。
今まで多くの苦労をしてきた先生に言われたのは、若い頃に苦労をすると、後々になって大変な仕事をやることになった時にそんなに大変だと思わなくなる。ということ。
それをブラックだと思ってしまう人もいるかと思いますが、
歳を重なるにつれ、責任のある仕事は増え、大変な仕事も増えていくものです。
若いうちに苦労をしておけば、頑張るべき時に頑張れる耐久力が身につきます。
若い頃は、なんだかんだ、肉体的に無理がききます。
30代後半、40代になれば、肉体的な無理は難しくなって行きます。
若いうちに頑張っておけば、そこから学び、効率の良い働き方と考え方を身につけることが出来るんじゃないかなと思います。
誰しも、初めから完璧に仕事をこなせるわけではありません。
何度も失敗するし、時間もかかります。
若ければ効率が悪くて働く時間が長くなったとしても、まだ肉体的に無理が出来るので、
数をこなして上手くやる方法を身につけることが出来るでしょう。
多少、睡眠時間が短くなったって、肉体労働が続いたって、若ければなんとかなることも多いです。でも、歳を取ってからは同じようには行きません。
師匠の元に弟子入りして学ぶのも同じかなと思います
芸が身につくまで、技が身につくまでは、どうしても時間がかかります。
一朝一夕で身につくものではないです。
修行と言いますか、
そういった時間というのが将来に活きてくるということは多々あります。
個人的に1番大きいと思うのは、若い頃に苦労すると忍耐力がついて、
困難が立ち塞がった時に逃げずに乗り越えられるようになるということと、
努力をすることが当たり前になるということです。
大変な仕事場に行けば、そこで活躍している先人たちの背中を見ることが出来ます。
あれだけ頑張っている人が居るんだと、認識をするだけでもその後の人生の歩み方が変わります。
いろいろな世界のトップで活躍している人、成功している人の努力量は他を圧倒するものがあります。
たとえ、現在全然働いていない、努力をしていないように見えても、その場所までいく間に相当な努力をしている人がほとんどでしょう。
その努力量は、後から見ても分かりません。
多くの人は、成功者の良い部分だけを見て憧れます。
でも、それはごく一部の景色でしかないです。
どんな羨ましい生活だとしても見えないところには必ず苦労があるし、そこへ到達するまでに多くの苦労があります。
もし、あなたに、到達したい目標があるのであれば、
若いうちに多くの苦労をした方が良いと僕は思います。
結局、成長したければ、周りより努力するしかないし、
周りが休んでいる時間にどれだけ努力出来るかなんですよね。
持っている時間は皆同じなんだから。
個人的な話をします。
個人的な話をしますと、
僕は鍼灸学生3年の頃から周りと比べれば、苦労の度合いが高い生活を送って来ました。
学校の本科の授業終了後にATコースの授業や実習がほぼ毎日のように3時間ほどあり、その後にバイトをし、日曜日は朝4時半起きでバイクで片道約2時間かけて学生トレーナーとして参加していたアメフトチームの練習に行き、帰りは毎回22時過ぎ、
国家試験の勉強とATの試験の勉強、そして、卒後すぐにアメリカ留学を決めていたので、英語の勉強もしていました。
もちろん、鍼やマッサージの実技の練習もしてました。
学生最後の年だったのでたくさん遊びもしました。
毎日朝から晩まで何かしらしてました。
専門学校を卒業してからの半年間は、国家試験の勉強以上に多くの時間を勉強に費やしました。
貯金がほとんどない中でのカリフォルニア留学だったので、
1週間で好きに使える金額は約800円。
そんなんだからほとんどどこにも行かずに勉強や考え事ばかりしてました。
朝8時から13時まで語学学校で勉強して、
午後は3−4時間英語の勉強をして、その後に鍼灸やスポーツ医学の勉強を2−3時間するか、
ネットサーフィンしていろいろなことを調べていました。
1日の中で学びに費やしていた時間は10−12時間
試験勉強でも受験勉強でも仕事でもなく、ただ、自分の学びの為にそれだけの長さを費やしていました。
そういう時期があったから、今の僕が居るのかなと思います。
仕事の時間量で言えば、カリフォルニア留学を終えて日本に帰ってきた後の1年が1番長かったです。在宅訪問鍼灸マッサージの会社で働きながら、
個人で社会人アメフトチームのトレーナーをしつつ、3on3バスケチームのトレーナーをしつつ、社会人ラグビーチームでインターンをしていました。
1週間の労働時間は100時間を超えて時期もありました。
さすがにそれをずっとやったら身体が壊れると分かっていたので期間は半年くらいでしたが。
その後、船に乗って働き始めました。
船の1週間の労働時間は、52時間、長くても70時間未満です。
週休2日、1日8時間という労働条件で働く人は週に40時間の計算になるので、
それでも十分に長く感じる人が居るとい思いますが、
週に100時間働いていた僕からするとだいぶ楽だなというのが本音でした。
決して、船での仕事が楽だというわけではなく、
おそらく、日本で働くよりも大変であることは間違いないです。
ただ、それ以上に大変な働き方を僕がしていたというだけです。
でも、その経験があったから、船でかなり忙しい日々を過ごしても乗り越えて来れたし、
大きな成長が出来たと思っています。
ぬるま湯に使った状態で豪華客船に乗っていたら、
きっと、僕が成し遂げた成果を上げることは出来ていなかったと思います。
また、豪華客船でしたたくさんの苦労は、今に活きています。
今の仕事は定時で上がれることも多く、定時で上がれば1日の労働時間は8時間です。
僕からすれば、たった8時間です。
やるべき仕事が8時間で終わったとしても、自分で出来ることを見つけて、職場環境の改善、業績アップに繋がるようにいろいろと考えて行動をしています。1時間、2時間と長く働くのは当たり前のようになって来てます。
お陰で、入職して4ヶ月ですが、いろいろな仕事、新規業務なども任せてもらえるようになって来ました。
それはひとえに、同僚より多く仕事をこなし、同僚より長く働き、自分から提案をし、仕事を買って出て来たからだと言えます。
早く出世をする、早く責任ある仕事をしたい、早く結果を出したいのなら、
圧倒的な努力をすれば良い。
逆に言えば、周りの2倍3倍頑張れなければ、周りより早く結果を出すことは出来ないし、重要な仕事を任せてもらうことも出来ないし、給料だってあがりません。
もし、あなたが雇われではなく、個人事業主としてやってく、もしくは会社を立ち上げてやって行くというなら、一従業員よりも多くの努力が必要となるでしょう。
真意とは。
どんな道を選ぼうとも必要となるのは忍耐力です。
忍耐力がない人は、頑張り続けることが出来ず、途中でやめてしまいます。
そして、次の場所へ行き、同じことを繰り返します。
成功する人は、周りより特別優れていたわけではなく、
ただ単に最後まで辞めなかっただけ。
結局、努力をし続けることが出来る人が結果を出して成功することが出来ます。
成功する為に1番大切な忍耐力を身につけるには、
若いうちにどれだけ苦労を乗り越えていけるかだと個人的には思っています。
もちろん、無理がたたって身体を壊してしまったら元も子もないですが、
身体を壊さない程度に無理をする時期、多くの苦労をする時期というのは、
人生において大切だと思います。
そして、それが出来る時期は間違いなく限られています。
20代、30代前半、どんな形でも良いので、他を圧倒するような量の努力をする時期を作ってみてはいかがでしょうか?
“若いうちの苦労は買ってでもしろ”というのは、
無理が出来るうちに忍耐力を身に付けておけ。ということです。
大変だった時期の経験は必ず将来に活きてきます。
1度、とは言わず、2度3度、自分の限界をちょっと超えるような経験を重ねて行ってください。
その積み重ねが将来の成功にきっと繋がっていますよ。
若いうちに苦労をして、歳をとってから苦労をしないで生きていけるようにして行きましょう。
ひとつ忘れないで欲しいのが、何事も楽しみながらやるということ。
自分が楽しんで出来ていれば、どんな苦労でもきっと乗り越えて行けますよ!
僕も今は苦労をする時期。
お互い、頑張って行きましょう!
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