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Date - 2018.02.17

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ケープタウンでひったくりに遭った話

アフリカまではるばる旅をしに来てるのに部屋でひたすら小説を読んでいる。

1日1ー2冊のペースで読み続けている。
今はまっているのはこちら

「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」

シリーズが13巻まで出ているこの本。
王道ものが好きな人はきっと楽しめるでしょう。

ここはアフリカ。
ただひたすら小説を読んで部屋に閉じこもっているのはもったいないと言う事で、
ゲストハウスの近くにある丘の上から街を眺めに行く事に。

Google mapで調べると歩くと1時間半くらいかかると。
カメラと三脚、水をリュックにいれて昼過ぎに出発。

車通りは多いけど人がほとんど歩いてない道を黙々と歩いて行く。
坂を登って行くと景色が開けて来た。

良い眺め。

真ん中に見える天辺が平らな山がテーブルマウンテン
その右隣にある尖った山がライオンズヘッド

ここまでは良かった。

そして事は起こる。

景色が開いた道路脇に止まる一台の車。
その隣にはキャンプなどで使うイスがひとつ。

土曜の昼間からのんびりしてるなーくらいに思いその横を通り過ぎようとすると車の横に立っていた40代くらいの歯が欠けていてホームレスに近い雰囲気を醸し出している黒人の女が話しかけて来た。

ビジネスがどうのこうの言いながら話しかけてくる彼女に15秒だけ付き合って、
自分は助けられないと行って手を振り歩き出す。

車の横を通るときに車の中から若い男女が声をかけてくる。
最初に声をかけて来た女の子供だろうかと考えながら止まらず手を振るだけで通り過ぎる。

旅をしてれば、ここまではよくある話だ。
しかし、ここはアフリカ。
しかも治安が悪いと言われているアフリカ南部。
手を振ってバイバイとはいかなかった。

20メートルほど歩いて景色が良かったから立ち止まりスマフォで写真を撮る。
上に載せた写真だ。

そうするとさっきの女と車の中にいた男が何かを言いながら近ずいてくる。
こっちへ来いと。言っているようだった。

こういう輩には関わらないのが1番と、
無視をして歩き始める。

すると彼らは車をUターンさせ声をかけながらついて来た。
それでも無視をして歩き続ける。

すれ違った黒人の女性にあの人たちが君に声をかけているよと言われるが、
それも無視して歩き続けると彼らが僕が歩いていた道の近くに車を止め近づいてくる。

I can help youとわけわからない事を言いながら。

別に助けて欲しいことなど何も無い僕はその言葉を拒否して歩き続ける。
僕に追いついた女が自分のポケットから携帯を取り出しながら、
私は変な人じゃない、仕事もあるし、お金も持ってるし、携帯だってもってると。

ますます持って意味不明である。
僕のすぐ横までたどり着いた女はいきなり僕のズボンのポケットを掴んで来た。

僕が写真を撮った後にスマフォをしまったポケットを。

そう、彼らはスマフォを持っている事に気付きわざわざ車を移動させて僕を追って来たのだ。
困った人を助ける善良な市民のふりをして。

振り払おうとしたが、結構強くポケットに掴みかかっていたので簡単には振りほどけない。
車通りが多い道だったので横を走る車が異変に気付きクラクションを鳴らす。

そこで僕は、映画のエクソシストで悪魔に取り憑かれた人ばりのドスの効いた咆哮をあげた。
そのハウルに一瞬女がビビった隙に腕を振り払った。
女のそばにいた若い男は拳を振り上げ威嚇して来る。

弱そうな2人に対して暴力をふるうつもりが無かった僕は、
再度大声を上げて威嚇すると女が手に持っていた飲みかけのジュースを顔にぶちまけられた。

何も盗られはしなかったけど、掴まれていたズボンは破けるし、
まったくもってとんだ災難である。

とりあえず歩き出した僕。
そうするとわざわざ車を回し、僕の行く手を阻むかのように曲がり角にまたやつらが追って来た。

ここまで来るとめんどくさ過ぎて笑ってしまった。
また取っ組み合いになるのも面倒だし、
進路を変えて逆方向へ走り、路地を曲がったところで家の影に隠れた。

 

相手は車で徒歩の僕では振り切るのがめんどくさそうだと判断し、
その場でUberを呼び丘に登るのは諦め帰宅することに。

Uberはすぐに来てくれて車に乗り込み泊まっているゲストハウスへ
行きは1時間ちょっと。帰りは6分だった。

改めて車って便利だなと思いつつ、
南アフリカでは人が歩いていない道を一人で歩くのはよそうと心に決めた。

 

やる気が思いっきり削がれたので本日の外出は終了。
宿からデリバリーでフィッシュ&チップスをオーダーし、
たまたま持っていたソーイングセットでズボンを修復し、
あとは1日中ダンまちの続きを読んでおしまい。

アフリカ旅が始まって3日
旅らしいことも観光もまだ一切出来てない。

どうやらアフリカは今まで訪れた国のようにはいかないみたいだ。

とりあえず、また同じような目に遭ったら今度は相手をフルボッコにしてやろうと心に決め1日が終了。

明日からは宿を移動し、
観光地ど真ん中へ行って来ます。

 

つづく


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コメント

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ブログでは鍼灸・医療・身体の事を中心にMITSが実際に経験したことから学んだことを書いています。

時には旅の話や日頃考えていることなど医療と全く関係ないことも書いています。

 

ブログを通して生き方、考え方などを伝えています。MITSの見て感じている世界を少しでも共有出来たらなぁと、このブログを通して人々が幸せに生きる力になれたらなぁと思って書いています。




note / Mits F Matsunaga(ミッツ・F・マツナガ)

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