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Date - 2018.09.04

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ハンター×ハンターに学ぶ“氣”の操り方

大切なことは全てハンター×ハンターが教えてくれた。わけでは決してないけど、治療で“氣”を操る際の感覚を養う為のヒントとして、
傑作マンガである、冨樫義博氏の作品
「ハンター×ハンター」
はとても役に立つ。

 

全ての鍼灸師はハンター×ハンターを読むべきじゃないかと少し本気で思ってるくらいだ。

今回の記事では、僕がどうやって“氣”を操る方法を身につけたのか、ハンター×ハンターの何をヒントとしたのかについて書いていく。

 

 

この記事を読めば、君も“氣”を操れるようになるかもしれない。淡い期待を抱いて読んで欲しい。
(必ずしも“氣”が操れるようになるわけではない)

 

 

そもそも”氣“とはなんぞや?


”氣“を操る為には、
まず、”氣“がなんなのかを知る必要があるだろう。東洋医学を学んだ鍼灸師でも、この”氣“がなんなのかについて知っている、しっかりと説明出来る人はあまりいないのではないかと思う。

そもそも氣の存在を信じていない鍼灸師も居るだろう。

なんたって、鍼灸学校で”氣“がなんなのかについて教えてくれないのだからそもそも知ることが出来ない。

 

 

”氣“=概念としての存在?

日本語の身近な言葉の中にあり過ぎて、
説明しなくても分かるでしょう?あれだよ、あれ。的な感じで、学校ではさらっと流される存在が”氣“だ。

人間の身体や万物に宿るものが氣
大気の氣があって、
大地の氣があって、
人間も氣によって作られている。

 

学校の授業では難しい言葉で氣について説明してきたりするけど、結局、”氣“が物理的になんなのかを説明してくれることは一切ない。
(そもそも科学的にも物理的に証明されてないから仕方ないといえば仕方ない)

だからこそ、”氣“の存在を信じない鍼灸師が生まれる。

 

 

輪郭だけ説明して肝心の中身を説明しないような感じで、3-4年間学校で学んで国家試験に合格して資格を取得しても一向に”氣“がなんなのかは分からないままだ。

このままうだうだと愚痴を言ってもしょうがないので、ここらでズバッと”氣“とはなんなのかの答えを書いておく。

 

”氣“とは、”波動“だ

振動と言っても良いだろう。
(異論、反論はいつでも受ける!)

つまり、”氣“とは何か一つの物質を指すのではなく、物質が揺れている状態のことを指す。

なので、どんな物質でも”氣“となり得るということだ。

大気の氣とは、空気の波動(振動)
大地の氣とは、地面の波動(振動)
人間の氣は、すなわち人体の波動(振動)

と言い換えることが出来る。

 

物質は、高振動になると形を保てなくなる。

ワイングラスに向かって高い声で叫ぶとと一定の周波数を超えるとグラスが割れるやつを想像してもらえればイメージ出来ると思う。

また、低振動になっても物質は壊れやすくなる。
バラを液体窒素で凍らせると触っただけで砕けるやつだ。

 

単純に高振動になればなるほど熱を持ち、
冷やす(熱を取り去る)ほど振動数が低くなると考えてもらえばいい。

ここまでくると物理学の領域なので、
正直言うとあまり自信がないのだが、
例えとして捉えてもらえれば嬉しい。

 

つまり、何が言いたいかと言うと、
”氣“を操るとは、”波動(振動)“を操ることで、
それによって物理的な血流や体液循環の流れに影響を与え、温度に変化をもたらすことと言える。

 

 

なぜ鍼灸治療は効くのか?

科学的な理由を上げることは出来るのだけど、今回の記事は僕が考える”氣“のセオリーに従って説明しよう。

“氣”とは“波動”のこと

つまり、氣を操ることが出来れば身体の振動数を変えることが出来る。
体内にあるそれぞれの臓器や器官は独自の振動数を持っていることが想像出来ると思う。
(さまざまな物質が独自の振動数を持っているように)

鍼灸治療では、鍼や灸の刺激により、この振動数を操作しているのではないかというのが僕の仮説だ。

 

単純に鍼は金属なので身体に刺せばアースの役割で体内の電子を放出することが出来るだろう。
鍼灸師が鍼を直接つまんでいれば、逆に電子を注入(受け渡す)することも可能だと考えられる。
(金鍼や銀鍼がステンレス鍼より効きやすいのは電気抵抗性の差異のせいだろう)

これが僕が考える鍼治療の補瀉だ。

 

お灸は熱を与える治療だから、振動数をあげやすい治療ということが言える。つまり、補法に向いている治療だ。
事実、お灸治療は瀉法より補法に多く使われる。

 

鍼灸治療では、
身体の熱をとったり、身体を温めたり、
振動数を上げることで血流や体液循環を増やしたり、逆に振動数減らすことで循環を鈍らせることが出来る。

それによって身体の調整を行なっているのではないかと言うのが、僕の持論である。

つまり、鍼や灸は、
あくまで手段の一つであって、必ずしも必要なものではない。ということが言える。

 

極論を言えば

“氣”を素手で操ることが出来るようになれば、鍼も灸も使わずに治療をすることが出来るようになる。

事実、伝説レベルの鍼灸師は、手をかざすだけで症状を緩和、治すことが出来る。

 

 

どうやって“氣”をあやつるのか

“氣”とは、振動だと散々説明してきた。
つまり振動数を操ることが出来れば、“氣”を操ることが出来る。

では一体、どうすれば自分の身体の振動数を操ることが出来るのだろうか?

 

ヒントはさまざまなマンガに出てくる。
そして、実生活の中にもヒントがある。
もったいぶってもしょうがないので答えを言おう。

 

振動数を操るには、“呼吸”がカギとなる。
呼吸のスピードや深さを変えることで、体内の体液循環をコントロールすることが出来るのではないかと言うのが僕の仮説だ。

現時点では証明出来てないが(そもそも証明するための設備がない)、呼吸をコントロールすることで身体の振動数をコントロールすることが出来るというのは、想像しづらいことではないように思う。

事実、僕は呼吸を操ることで体温をあげることが出来る。最近では慣れたもので手の温度を呼吸を使って上昇させるのに2-3分もかからない。

これが僕が言う“氣”を操るということだ。

 

僕には“氣”を見ることが出来ない。
たまに“氣”が見えるという人がいるが、彼らには普通の人には見えない大気の揺らぎが見えているのではないかと僕は考えている。

僕には“氣”を見ることは出来ないが、
感じることは出来る。僕が感じているのは、
“振動”であり、“温度”である。

これが“氣”だという絶対の保証はないし、
ほかに“氣”を感じることが出来ると言ってる人が僕と同じものを感じているかはわからないが、
おそらく一緒だと思う。
(自信はある。根拠のない自信が)

 

“氣”を感じてみたいと言う人は、“氣”を操れる人に体感させてもらうか、クリスタルなどのパワーストーンが売っているお店に行くと良い。

まだ生きている(振動している)石に手をかざすと温かく感じる。それが“氣”だ。

 

ハンター×ハンターに学ぶ気を操る方法

だいぶ前置きが長くなったが、ここからが本題だ。どうやって“氣”を操る方法を習得するのか。

ハンター×ハンターでいう”念“の習得法がとても参考になるので紹介していこう。

 

“念”とは?

身体から溢れ出すオーラとよばれる生命エネルギーを自在に操ること。(ハンター×ハンター本編より参照)

 

東洋医学の言葉で言い直すと

身体から溢れ出す“氣”とよばれる波動エネルギーを自在に操ること。

はい、つまり“念”とは、“氣”を操ることなので、
ハンター×ハンターでいう“念”を習得する方法がそのまま“氣”を操る方法に置き換えることが出来るというわけだ。

 

眠れるこの力を起こす方法は2つ

ゆっくり起こすか、ムリヤリ起こすか。

 

マンガでは、無理矢理起こす方でストーリーが進むが、現実世界で無理矢理起こしたらほとんどの人が身体を壊すんじゃないかと思う。
そもそも他人の“氣を操る能力”をムリヤリ目覚めさせれる人がこの世界に何人いるかわからないけど。(僕には出来ない)

なので、ゆっくり起こす方法をご紹介して行こうと思う。

 

ステップその1

瞑想や禅などで自分のオーラ(氣)を感じとる。

こんなイメージ

ステップその2

呼吸をコントロールして、下腹部(丹田)に意識を集中させる。

ステップその3

丹田に温かさを感じたらその感覚を胸、肩、上腕、前腕、掌へと移動させる。(呼吸を続けながら)

こんなイメージ

ステップその4

両方の掌を向かい合わせ、その間の空間に熱をため込む。悟空のかめはめ波、ナルトの螺旋丸的なイメージ(もはやハンター×ハンターではない、ジャンプ繋がりということで)

ステップその5

1-4を繰り返す。

 

 

以上が僕が練習した“氣”を操る方法だ。

これは誰かから教えてもらったわけではなく、
ハンター×ハンターの“念”の習得の仕方を参考に自分で考え出したものだ。

 

ステップその4の掌云々については、学校の先生に教えてもらった。
この先生は200年以上続く鍼灸の家系の生まれで、氣を見ることが出来、手をかざすだけで問題の箇所がわかるという母校でも飛び抜けた存在の講師の方だった。

その先生に会ったからこそ僕は“氣”は操ることが出来るんだということに気付けた。

 

はじめのうちはそもそもステップ1が出来なかったし、なんとなく氣を感じられるようになってからステップその4まで出来るようになるには3週間くらいかかった。

ちなみにはじめの頃は10-15分くらいかかってやっとなんとなく掌に熱を込めれる感じだったが、今では2分もかからないようになった。

さらに最近では掌だけではなく、指先に“氣”を纏えるようにもなっている。

これを知ってから8年間ずっと練習を続けて来た賜物だ。

 

初めて“氣”を操ろうとする人からしたらステップその1が1番難しいだろう。
誰かに“氣”を送ってもらって感じるのが1番手取り早いのだが、身近にそんな人がいる可能性は少ないだろう。

 

実際、氣を当てられると温かく感じる。

 

マンガでも言ってるように自然体でいるのが1番コントロールしやすい。

そしてオーラ(氣)が血液のように全身をめぐっているよう想像すること。
目を閉じて、頭のてっぺんから右の肩 手 足と通り そして 左側へ…(ハンター×ハンター6巻参照)

という感じでイメージをすると良い。

個人的には経絡の走行のイメージを持つとコントロールしやすい。(肺経から大腸経、そして胃経、脾経へという感じで全身を巡らせるイメージ)

 

 

 

氣を操れるようになると治療効果もあがるし、面白い。しかし、やり過ぎると身体の力を持っていかれるので、面白いから、効果が出るからと”氣“を与える治療ばかりやると身体を壊すのでお気をつけを。

 

気功の達人はみな短命
くれぐれもそのことをお忘れ無きよう。

 

あとがき


以上、ハンター×ハンターに学ぶ”氣“を操る方法でした。マンガだからと現実には起こりえないと考えるのではなく、実際の生活や治療にどう活かせるかを考えると、マンガもとても良い参考書に変わります。

ハンター×ハンターは特に、鍼灸師にとってヒントとなる考え方が詰まった作品です。

なので、鍼灸師の方はみな必ず読むように!

また、是非、この記事を参考に”氣“を操る方法を身につけてみてください。

どうしてもわからないって人は僕に直接会うときにでもやり方を聞いてください。
あなたの精孔を開いてあげますよ。

 

MITS

 

(この記事は書き手の経験則から書いたものであり、科学的・物理的証明は一切されていない内容です。あくまでも考え方のひとつとして取り入れることをお勧め致します。)


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