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Date - 2018.04.06

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なぜ人は船酔いになるのか。メカニズムを考察してみる。

船上鍼灸師として船で働き始めてから4年が経ちました。

船の上で1000人以上の患者さんを診て、200以上の疾患や症状を治療してきた経験から、
今日はその中でも特殊な疾患とも言える”船酔い”について、
自分の経験を基にした考察をご紹介していきます。

これから船に乗る鍼灸師の方は是非参考にしてください。

 

そして、船に乗っている鍼灸師以外の方は船酔いにならためにはどうしたらいいのかを知る良い機会ですので”予防の仕方”を是非とも学んでいってください。

 

以下本題

船上鍼灸師が経験出来て、陸の鍼灸師が経験出来ない治療の一つに

船酔い治療”があります。

 

一つというより唯一といったほ方が正しいかもしれません。

船酔いは、症状だけ見れば乗り物酔いと変わらないし、
発生機序も変わらないし、
というか船に乗っている時に起こるから船酔いと名前がついてますが、
結局のところ乗り物酔いと同じです。

ちなみに英語では船酔いのことを”Sea Sickness”
乗り物酔いのことを”Motion Sickness”と言います。

船の揺れが、車の揺れが、電車の揺れが、もしかしたらエレベーターの揺れが、
原因となって症状が起こります。

おいおいおい、エレベーターって(笑)と思った方、

これは大げさな表現ではないですよ。

 

現に僕は以前、エレベーターに乗るたびに気持ち悪くなってました。

船酔い、乗り物酔い

これは経験したことのない人にはどんなものかあまり分からないかもしれませんが、
体験したことがある人、
特にひどい船酔いになったことのある人からすると”最悪な体験”だったと言えるでしょう。
例えるならば吐いても気分が良くならない二日酔いと言ったところでしょうか。

ええ、僕も経験しました。

船に乗ってからの初めの2か月はほぼ毎週のように船酔いになっていました。

昔から乗り物酔いにはよくなる方で、
車の中で本を読めばものの数分で気持ち悪くなってました。

たとえ本を読んでいなくても長時間車に乗るときは大抵気持ち悪くなるので、
だいたい走り出したらすぐ寝ていました。
そのせいか乗り物に乗ると今でもすぐ眠くなります。
自分で車を運転する分には問題ないんですけどね。

そんな僕だからこそ船酔いについて語るのに適していると言えるのかもしれません。

 

さて、
船酔いですが、

この船酔い、

たとえ患者さんが船酔いになったと言ってもその症状は毎回同じではないです。

 

 

一般的な船酔いの症状は、悪心・嘔気(吐き気)、めまい、頭痛が挙げられます。
それがさらに悪化すれば、嘔吐、寒気からくる体の震え、平衡感覚の失調と続き、
果ては歩行困難となり、横になって休むことすら辛い状況になります。

普通に呼吸することすら困難であの気分の悪さといったら最悪の一言に尽きるでしょう。

船酔いが悪化して顔の血の気が引き、ぐったりとした状態まで行くと鍼治療では対応できず、点滴治療が必要になることさえあります。

 

船酔いが最悪の状態になってそれを放置すれば死ぬことすらあるでしょう。

悪化すればそれくらい悪い状態になるのでもはや船旅を楽しむどころではありません。

吐き気があれば食事を楽しむことも出来ないし、
ショーや映画を楽しむことも出来ないし、
ずっと寝て過ごすことになります。

今まで出会ったゲストの中には、以前の船旅は5日間ずっと船酔いで全く楽しめなかったなんて人もいました。

考えるだけでも最悪な旅ですね。

車酔いであれば車を降りて休憩すればだんだんよくなりますが、
船は航海中は途中で降りることはできません。

いくら船酔いがキツイからって船から飛び降りたら十中八九死にます。

たとえ港に止まってる間は大丈夫でも船が動き出せば症状はまたやってきます。
車酔いになりやすい人からすれば船旅は、
船酔いになる恐怖から気軽に行きづらいものだったりします。

そんな人は予防のために酔い止めの薬を船に乗ってる間に飲んだりするのですが、
酔い止めは副作用で眠気を引き起こすので薬を飲んだおかげで船酔いにはならないけど1日中眠くて部屋で大半の時間を寝て過ごして船旅をあまり楽しめなかったなんてことが起こったりします。

たとえ症状が酷くなくたって、なんだか胃がもやもやして船が航海中の時は好きなように食べたいものが食べられないなんてこともあります。

 

そんな船酔いを治療するのにも予防するのにも効果的なのが”鍼治療”です。

あまり知られてないかもしれないですけど、
鍼治療は船酔いに対して絶大な効果を発揮します。

漢方も組み合わせればさらに良い効果を発揮します。
実際に今まで100を超える船酔い治療をして効果を上げて来ました。

症状の酷いものでは、寒気がして震えが止まらず一人で立つことも歩くことも出来ず嘔気と頭痛から横になって休むことすら辛い状態の患者さんを治したこともあります。

まあ、そんなに酷い症状なら鍼治療を受けに来ないでメディカルセンターに行った方がいいんじゃないかと思ったりもしましたが、頼られれば手に負えないものじゃない限り治療をするのが鍼灸師としてのプライド。ということで治療しました。
ちゃんと治ったので良かったです。

もちろん本当にヤバイなと思ったら治療をせずに船のメディカルセンターに送るのが鉄則です。

治療に使うツボは、症状によって異なります。
なので船酔いだからこのツボを使っておけばいいという簡単なものではありません。

ですが、

症状の軽いもの、症状の出始めのものであれば、耳のツボに置き鍼をすればだいたいすぐよくなります。
さっきまで気持ち悪かったのが嘘のように気分が良くなります。

そのツボが、耳にある”内耳”と”胃”と”神門”という3つのツボです。

ここに置き鍼をしておけばそれで船酔いの予防になります。

船には”Sea Sicknessバンド”というリストバンドがショップで売られていますが、

これは前腕にある”内関”というツボに刺激を与えるもので、

この”内関”というツボは吐き気や胸のむかつき、胃痛などに即効性があるツボです。

なので症状が出始めた時には良い効果を発揮しますし、
そこに刺激を入れていれば予防にもなります。

Sea Sicknessバンドじゃなく、ここに置き鍼するのでも同じ効果を発揮します。
むしろこのバンドは鍼治療がすごく効くからってことで作られたんですけど。

しかし、このバンド、
悪心・嘔気といった船酔いの症状には効くのですが、
めまいや頭痛という船酔いの症状にはあまり効果が出ません。

なのでこのSea Sicknessバンドを買って腕につけたけど効果がなかったなんてことが起こったりします。
まあ、正しい場所につけてないことが効果が出なかった理由ってこともあるんですけど。

ツボの位置は1センチずれたら効果が出ないですからね。
ちなみに鍼灸師はミリ単位でツボの位置を探り、鍼を刺します。

じゃあ、めまいや頭痛の症状を緩和するにはどうすればいいの?
ってなるかと思いますが、

 

答えを書く前にそもそもなぜ船酔いになるのかというメカニズムから説明していきます。

なぜなら、
メカニズムが解れば船酔いを予防することが出来るからです。

医学にとって一番大切なのは予防です。
治療は予防を出来なかった時の対処法であり、
選択肢としては下の下の方法だと僕は思っています。

僕が患者さんにいつも言っているのは、
「なぜ自分にその症状が起こっているのかを考えなさい」
ということ。

それは誰のせいでもなく自分がちゃんと予防をしなかったから起こったことなんだと。
「たとえ僕が今ここであなたの症状を治したとしてもなんでそれが起こったのかを知らなければまた同じ症状に苦しめられることになるかもしれないよ。」ということです。

全ての物事には理由がある。

病気になったのは誰のせいでもなく自分のせいなのだと思って、
自分自身と向き合う良い機会だと思って、
自分の生活を見つめ直す良い機会だと思って病気と向き合いましょう。

というのが僕の治療家としてのスタンスです。

なので船酔いになった患者さんにはなぜあなたが船酔いになったのかということをいつも話しています。

さて、船酔いのメカニズムについてですが、

船酔いは大きく分けて2種類あるということからお話ししましょう。

一つは、悪心・嘔吐といったお腹に症状が出るもの。
もう一つが、めまいや頭痛といった頭部に症状が出るものです。

これらは同時に出ることもありますが、片方だけのことの方が多いです。
多いのは、腹部症状の方です。

僕の治療経験からするとだいたい6割くらいが腹部症状のみ。
3割が両方で、1割が頭部症状のみといった具合です。

症状が違えば原因も違います。

きっかけとなるのは両方とも船の揺れということに変わりはないのですが、
船の揺れはトリガーでしかなく、元々の体の状態が船酔いになるかならないかに大きく関わってきます。

だから同じ船に乗っていても船酔いになる人とならない人が出てくるのです。
船酔いは簡単に言えば脳の錯覚によって引き起こされます。

どういうことか順を追って説明していきます。

船が揺れることで耳の中にある三半規管が揺れを感じます。
(三半規管とは、体のバランスを感じ取る器官でこの器官があるおかげで僕たちは立って歩くことが出来ます)
そのシグナルは脳へと送られます。

しかし、船ごと揺れているので視覚では景色の揺れは確認することが出来ません。

視覚から入る情報では自分が居る部屋が揺れているわけではないので目からのシグナルでは揺れているという情報は送られません。
なので脳に目と三半規管から相対する異なった情報が送られてくることで脳は混乱します。

船の揺れが大きくなればなるほどその情報の不一致具合もでかくなるので脳はさらに混乱をします。
そして脳から内臓へと神経を通してその混乱が伝わります。

この時にあなたの内臓の状態が良ければ問題はありません。

ちょっとやそっとの刺激では丈夫な内臓は悪心や吐き気といった症状を発症しません。
ですが、内臓の調子が悪ければその分過敏になるので脳の混乱の影響を受けて内臓が反応し、

結果船酔いが起こります。

内臓の状態は普段の食生活が大きく関わっていますし、
船で何を食べたかによっても影響を受けます。

クルーの間で一般に常識として知られている情報だと、
水の飲み過ぎやご飯の食べすぎは船酔いになりやすくなる。

そして、グリーンアップルやジンジャーを食べると船酔いに効く。
といったところでしょうか。

お酒を飲むと船酔いが良くなるという情報を信じて朝からビールをあおって酔っ払ってテンションが高い状態で仕事に来ていたマッサージセラピストがいたなんていうこともスパの友達から聞きましたが、

あながちこれも間違ってはいません。

なぜならアルコールは体から水分を抜く働きがあるので、
余計な水を内臓(特に胃)から抜くことで船酔いに効果を上げることが出来ます。
だからと言ってお酒をずっと飲んでいれば次には二日酔いが待ってますけどね。

結局のところ船酔いになるかどうかは内臓の状態と普段何を食べているのか次第なので、
突き放して言えば船酔いになったのは自分のせいだということですね。

それがわかってても船酔いに苦しんでる患者さんにさらに追い打ちをかけることは言わないで、症状を取った後にどんな食事をするればいいのかの指導をして遠回しに内臓の状態を良くすることを勧めて治療を終えてますが、

スパの同僚には厳しく食生活を改善せいっ!と言ってます。

しかし、これは腹部症状の船酔いの話で、
頭部症状の船酔いは原因が違います。

めまいや頭痛といった船酔いの症状は、頸部の筋肉の張りから起こります。
これは船酔いに限った話ではなく、一般的なめまいの症状や頭痛の症状でも同じことが言えます。

首の筋肉が張っていることにより、首の動きに制限が出ます。

首の筋肉は頭の骨に付いているので首が張っていればその分船の揺れがダイレクトに頭へと伝わります。
首の筋肉が緩んでいれば、首の柔軟性により揺れが軽減されるので三半規管で感じる揺れ具合も変わります。

先ほど三半規管の話をしましたが、ここでも登場します。

結局のところは船酔いは”揺れ”から起こっているので体の揺れを感知するこの器官が影響しています。

この三半規管は耳の中にあります。
そして耳小骨という小さな骨と繋がっています。

耳小骨は鼓膜、外耳道と耳朶を介して頭部と頸部の筋肉と繋がってますので首が張って頭の動きが制限されれば、耳小骨への刺激の入力が増え、三半規管で感じる揺れが大きくなります。

簡単に言うと、
首の筋肉の張りがあることで三半規管が狂い、結果めまいが引き起こされると単純に考えてもらえればいいかと思います。

つまり、

船酔いの治療をする際に頭痛やめまいの症状が強い場合は首の治療が、
悪心・嘔吐といった腹部症状が強い場合は内臓治療が焦点となります。

内臓の状態、特に胃の状態が悪いと首の筋肉(特に胸鎖乳突筋)に筋緊張が出るので、
腹部症状と頭部症状の両方が出ている患者さんの治療の際に大事なのは内臓治療になります。

内臓治療をすれば、両症状が取れることがほとんどですが、たまに首の張りが強く残ってる場合があり、その場合は首の筋肉の張りを取る治療が大切になります。

めまいや頭痛の症状を緩和するにはどうすればいいの?
という先ほどの質問の答えに戻りますが、

めまいや頭痛の船酔いの症状のみが出ている時は首のマッサージをしたり、首を温めて筋肉を緩めてあげると症状が良くなりますので、もし船酔いで頭部症状のみが出ている方はお試しください。

船酔いの症状が悪化すると寒気がして体の震えが起こってくるのですが、
そのことから考えても船酔いの症状を悪化させないためには体を温めることが大切です。
なので、お腹の調子が良くない人は船では冷たい飲み物を飲んだり、体を冷やす食べ物はなるべく避けるべきでしょう。

ちなみにですが、
今まで船酔いを治療してきて、腹部症状があった患者さんのお腹を触るといつもとても冷えていました。

自分が船酔いになった時はお腹に手を当てて温めると気持ち悪さが少し和らぎました。
なので、もし、船酔いになってしまったらお腹を温めてあげましょう。

まあ、その前に船酔いにならないように体調管理をしっかりしてください。

ここからの内容は鍼灸師向けになります。
なので、鍼灸治療をしない方にはわかりにくい、
と言うかわからない内容かもしれませんので飛ばしてもらっていいかと思います。
鍼灸師以外の方向けの船酔いについてのこぼれ話は次回の記事でお送りしますので記事を読むのはここまででもいいかと思います。

もちろん、鍼灸師じゃなくても鍼灸に興味がある方にとっては興味深い内容かと思いますので、
興味本位に読んでみるのもいいかと思いますよ。

船酔いを治療する際、僕が必ずチェックするポイントがいくつかあります。
それは、脈と腹部の温度、そして、胃の反応(中脘の反応)、首の張りです。

船酔いの脈は、ほとんどの場合が滑脈で数脈です。そして沈脈であることも多いです。
お腹はとても冷えていて、中脘あたりに硬結があり、そこを押すととても気持ち悪く感じます。

吐き気を催している方の場合は中脘を強く押すと本当に苦しく感じるので、腹診をする際は強く押さないようにしてあげてください。

めまいや頭痛といった症状がなければ首の張りがないこともありますが、
胃に症状が出れば胸鎖乳突筋が張ってくるので、首の張りがあることも多いです。

めまいや頭痛があれば必ず首に張りが出ます。

船酔いを治療する方法は大きく分けて2種類あるかと思います。

一つは症状に対しての治療。
いわゆる対処療法ですが、ひどい船酔いの場合はこの対処療法がとても大事になりますので見くびるわけにはいきません。

日本人鍼灸師は鍼灸の対処療法に対してあまり良いイメージを持ってないかもしれませんが(これは僕の勝手な思い込みかもしれません)、船に乗らなければ船酔いにはならないので、クルーズの間対処療法で乗り切れば陸に降りた後は船酔いにはならないので対処療法でも問題はないし、患者さんはそれで十分ハッピーかと思います。

もう一つは言わずもがな根本治療です。

メカニズムの考察で述べた通り、船酔いの原因は内臓の状態が悪いことです。

つまり、体を根本から変え、内臓を強くする治療、
言い換えれば体質改善をする治療で船酔いを治します。

対処療法では、症状に対して取穴をします。
悪心・嘔気に対して有効なのが、”内関”と”公孫”

八脈交会穴のツボですね。
軽い症状の船酔いであれば、この2穴に雀啄と15分ほどの置鍼で症状は消失します。

僕はあまり使いませんが、友達の鍼灸師によると左腕の”列缼”も効果的だそうですよ。

滑脈からもわかるように船酔いは体内の湿が関係してますので”豊隆”で湿を取り除くのも効果的です。

僕は腹部の刺鍼をほとんどしないのでやりませんが、
中脘の硬結に対して直接刺鍼をするのも症状を取り除くのには良いかと思います。

そして、先にもあげましたが耳のツボですね。

耳の”胃”、”内耳”、”神門”への刺鍼も症状を取るのに効果的です。

しかし、
ひどくなった船酔いにはこれだけでは足りない場合があります。
その際は上記の取穴に加え、”合谷”と”尺沢”、”中封”を加えます。
”太衝”を加えるのも良いかと思います。

めまいや頭痛が主訴の船酔いに対しては、
”合谷”、”解渓”、”完骨”、”攅竹”、”魚腰”、”後渓”から選んで使います。

僕は首のマッサージを一緒にすることが多いですが、
大体上記のツボで症状が取れます。

根本治療の場合は、内臓の状態を改善することを目的としますので、
船酔いの症状より僕の場合は腹診の結果を重視して取穴を決めますので毎回同じ取穴にはなりません。

ですが、必ず使うツボはありますので、
ここでは体質改善の際に僕が使うツボを記載しておきます。


内臓の状態を整える際に僕が必ず使うのは、”印堂”です。

このツボはあらゆる腹部症状に効果を出せるツボです。
事実このツボだけで船酔いや腹痛、二日酔い、腹部膨満感、胸のつかえなどの症状を取り除いて来ました。

なぜ印堂なのかを説明すると長くなるので省略しますが、
このツボは内臓治療に対してとても重要なツボだと言えます。

他に必ずと言っていいほど使うのが、
”尺沢”と”中封”の組み合わせと
”太衝”と”公孫”
脈診の反応によって変わりますが、
”列缼”や”照海”、”兪府”なども良く使います。

僕はあまり使いませんが、

”三陰交”や”足三里”も良い選択肢かと思います。

僕の治療スタイルは、長野式やキーコスタイルの流れをくんでいますので、
もっと詳しい内容を知りたい方は、長野潔氏の著書を読んでいただくのが良いかと思います。

最後に船酔いを治療する際のポイントとして患者さんの寝かせ方を少しお話しします。

船酔いの患者さんは横になるのが辛いです。

経験したことがある人は分ると思いますが、座位が一番楽な姿勢です。
なので症状がひどい時は座位で治療を始め、

症状が良くなってきたらベッドにタオルや枕を重ねて上半身を起こす形で仰臥位に寝かせます。
大体30度から45度くらい上半身を起こしてあげるのが良いかと思います。

そして、患者さんの手のひらを中脘あたり乗せてあげると手のひらの温度でお腹を温めることが出来ます。
ヒートマットレスが使える場合は背中の下にひいて体を温めてあげると良いでしょう。

体温が上がるだけでも悪心・嘔気は楽になります。

漢方は二陳湯がとても効果的です。

結局のところ船酔いは食生活が大きく関わっていますので、
僕の場合は治療の終わりに食事指導をして治療を締めます。

船酔い防止のための食生活については次回、

自分の体験談を含めてご紹介しますのでそちらを参考にしてください。
船に乗れば多かれ少なかれ治療をすることになる船酔い治療。

今後船に乗って働こうと思っている鍼灸師の方は是非今回の記事を参考にしてくださいね。

MITS


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